おはこんばんにちは!(ほいくんのマネ)
池田市石橋のお絵描き教室コドの宮本です。
お絵描き教室をしておきながら、このようなブログも書くのはいかがなものかと思いながらも、
ちょっと本音を書かせていただきたいと思います。
習い事をさせるべきかどうか。。。
結論から言いますと、習い事はそんなに習わなくてもいいのではないかと思っております。
ただ、習わせる事の重要性もあると思っています。
まず、私小説になりますが、
僕は小学校のころは「お絵描き教室」「サッカー」「書道」を習っていました。
絵は昔から好きで幼いころからずーっと絵を描いておりました。
サッカーは普通よりは少し上手い程度だったと思います。
書道は七段くらいまでいきましたが、そこまで好きではなかったと思います。
中学生になってからは習い事は塾のみでした。
数学が好きでテストでは何度か学年で1番になったこともありました。数学の先生に「打倒宮本で皆さんも頑張るように」と言ってもらった事もありました。
クラブ活動では、仲の良い友達がバスケに行ったので、サッカーではなくバスケ部に入りました。
その結果、体格の小さい僕はレギュラーにはなれず、最後まで試合に出る事はありませんでした。
中学1年の時に、姉の書く丸文字に魅力を感じてマネをし始めました。その結果、とても字が汚くなってしまい、小学生の時に通っていた書道教室は意味のないものになってしまいました。
高校は進学校に行きました。
部活動はアメフト部に入部。しかし、周りの人間と合わず、次第にいじめの対象になりました。
そこまでひどいイジメではなかったですが、自分自身がいじめらるとは思っていもいなかったので、とてもショックだったのを覚えています。
高校3年間はとてもつらいものでした。しかし、その時はいじめを受け入れる事が出来ず、いじめっ子から逃げるように日々を過ごし、嫌な事をされても記憶から消すようになっていました。
今では高校の記憶がほとんどなく、たぶんこの高校生活で僕の記憶力はどんどん低下していったのだと思います。惨めな思いをしていた高校生活で、勉学に励む事も出来ず、気がつけばワースト2位にまで学力は下がっていました。
そんな中で僕を支えていたのが「絵」でした。そこで昔お世話になっていたお絵描き教室の先生に連絡を取り、デッサンを学び、大阪芸術大学に行くことになりました。
自身の経験を踏まえて感じる事。
それは、習い事で得たものは環境によって変わってしまうという事です。
いくら小学校で公文を頑張っていても、中学・高校でイジメにあったり、不真面目なお友達と仲良くなったりと、その時の状況で変わっていきます。
逆に、中学の時に僕が宿題を見せていた友達が、高校、大学と頑張って、今では一流企業で務めていたりと、良くも悪くも人生いくらでも変わる瞬間があるのだと思います。
ただ、技術や知識面ではなく、メンタル面で習い事はやっていてよかったと思っています。
それは僕の場合「お絵描き教室」でした。
絵を描くのが昔から好きだったというのはもちろんですが、それ以上にその先生が僕にとっては母親みたいな存在でもあったので、今も繋がっているのだと思っています。
習い事はその時の子どもの自己肯定感を養うとともに、他者との愛着形成ができる場だと思っています。親以外にも頼れる大人がいると知れるだけでも、子どもにとってはとても価値のある事だと思います。
コドのコンセプトには「繋がり」をテーマにいろいろと書かせていただいておりますが、
それ以上に子ども達にとって僕の存在が、「身内のような他人」なれればと思っております。
なので、実際のところお絵描き教室コドに通ったからと言って、コンセプトに書いているようなリテラシーが身に付くかどうかは分かりません。
身に付いたとしても、環境によって変化するかもしれません。
ただ、僕は子ども達が困った時などに頼ってもらえるような存在でありたい。安全基地でありたい。
そう思って毎日を子ども達と過ごしています。
なので、僕の思う習い事は、技術や知識を養う事よりも、子どもにとって信頼のおける先生であるかどうかという事、そして子どもの事を思ってくれているのかどうかが大事なのではないかと思っております。
少し長文になってしまいましたが、僕の思っている事を書かせていただきました。
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