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生徒と、先生と、授業と、これから

池田市石橋のお絵描き教室「コド」の宮本です。


今のところ週に3回授業をさせていただいておりますが、少しずつ先生らしくなれてきていたら嬉しいです。


毎回違う出来事があり、毎回違う問題点や反省点があり、日々勉強させていただいております。


少しずつ子ども達の個性がつかめつつはありますが、やっぱりそんな簡単なものではなくて、その日の気分によっても左右される子ども達の感情は、毎回アップデートされていて、それに追いつこうと必死な日々です。


そして、子どもと僕との関係性も日々変わっていくものなので、そのあたりでもいろいろと学ばされる日々です。


「先週より仲良くなれた?」「膝の上に乗ってきた!!」「こき使われた!?」とか様々です。


それだけ距離感が縮まっているのかな?と思うと嬉しくてしかたありませんね!



ただ、そこで今悩んでいるのが、僕自身のポジションについてです。


僕の目標の1つとして「身内のような他人」というのがあります。


これは親族以外の僕が子ども達の安全基地になりたい!という意味です。


そういう意味では、少しずつ目標に近づいているとは思うのですが、「先生」というポジションを考えると、その目標とは少し違うような気もしています。


信頼関係を築きながらも、「先生」として、子ども達の利益となる授業を提供する。

時には厳しさも必要になるかと思います。(安全を確保するという意味で)


厳しくし過ぎて子ども達のやる気を削がないようにも注意しないといけない。


子ども1人1人レジリエンスが異なる事から、対応の仕方ももちろん変わってきますが、それが故に不平等になるのではないか?とか


ほんと子どもとに纏わる仕事って難しいって思います。


あと、芸術教育についても「自由」すぎると意味がないと思っているので、

自由でありながらも、時には技術や考え方を教えたり、ある程度の制約の中でモノづくりしてもらったりと、不自由さの中にある自由を考えながら制作してもらいたいとも思っています。


それをする事で、子ども達が「やりたくない」となってしまうこともあると思います。


それでも、今後の選択肢を増やすうえでも必要な事だと思っています。


「子どもには自由に楽しくのびのびとモノづくりして欲しい」と思う保護者の方や、「自分の好きなものを作りたい」って思うお子様の気持ちに時には反するかもしれません。


そこが、授業を考える時にいつも悩まされる所でもあります。


学習塾などでの勉強は、子どもが勉強したくなくても通わないといけない所ですが、芸術教育はそういうわけではない。これが日本の芸術教育の現状だと思っています。


もちろん芸術は「好き」という感情がなければ続けるのは難しいとは思いますが、それでも情操教育・デザイン思考・アート思考、大人になるうえで必要になる物事の考え方が身につける事ができる教科となります。


だからこそ、ただただ作るのではなく、長い目で見ながら、少しずつ技術と感性を磨き、ゆくゆくは自身でテーマを決めて、社会と繋がる事ができるような、そんなお絵描き教室にしたいと思っています。



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