大変ご無沙汰しております。
池田市石橋のお絵描き教室コドの宮本です。
コドでは毎月、僕の自己満でお手紙を書かせて頂いているのですが、その内容を少しずつブログにも載せていこうと思います。
今回は2021年7月に書いたものとなります。
「褒めるなら才能ではなく、努力を」
我が子が凄い事をしたとき、ついついその子の能力を褒めてしまうと思います。
「センスあるね!」「賢いね!」などついつい言ってしまう事があると思います。
しかし、能力ばかり褒めてしまうと、嘘をつく子どもになってしまうかもしれません。
とある心理学者が子ども達に実験を行いました。まず子ども達にテストを受けてもらいます。成績に関わらず全ての子に「80点以上だった」と伝えます。そしてAグループには「頭がいいね」と才能を褒め、Bグループには「よく頑張ったね」と努力を褒めます。
次にもう一度テストを行います。その時に、1回目のテストより難しいものか、簡単なものを選んでもらいます。
才能を褒めたAグループは35%、努力を褒めたBグループは90%が1回目よりも難しいテストに挑戦しました。
そして三回目のテストでは全員にとても難しいテストをしてもらいます。採点後、テストの点数を公表してもらうとAグループは40%が嘘をついて実際の点数より高い点数を発表しました。
このような結果があり、才能を褒める事で、難しい事に挑戦しなくなり、嘘をつきやすくなってしまうという事が分かりました。自身をつける事は良い事ですが、それにより新しい事や難易度の高い物に対し挑戦しなくなってしまうというのは避けたいとところですね。結果よりも過程が大事!
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